OPECプラス、日量1000万バレル減産で合意、しかし原油価格はなお下落

【ドバイ=岐部秀光】ロイター通信によると、石油輸出国機構（OPEC）と、ロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は9日に開いた緊急のテレビ会議で、5月から日量1000万バレルを協調して減産することを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大による需要減で原油価格が低迷していることに対応する。

合意した減産量は世界の供給のおよそ10%に相当。過去に例のない大規模な協調となる。米国などOPECプラスの枠外の産油国にも協力を求める。OPEC盟主のサウジアラビアは10日、主要20カ国・地域（G20）エネルギー相による緊急テレビ会議を主催する。

3月にロシアとサウジアラビアとの石油流通量に関する協議が決裂してサウジ側が一気に増産した事で原油価格は急落しました　でもその時はサウジ側もここまでコロナがひどくなるとは思っていなかったそうで、飛行機飛ばない、外出自粛で車も走らない、工場動かないでとにかく油が世界中で余まくってるのが今の状況なんですね　なんしか油を置く場所すら無いみたいな　さすがにそこまで行くとサウジ側も石油を作れば作るほど赤字になってダメージを受けるという事で一旦は減産合意に至ったみたいです

けどマーケット的には1000万バレルの減産では不満足らしく会合の後原油はまた7%ほど値下がりしてます　23ドルくらい　また20ドル辺りでふらつくんかね　こうなって来るとアメリカのシェール関連企業の採算が取れなくなって来て経営破綻する所とかも出て来そうですね　そうするとまた景気の悪いことになって来そうです